こんにちは
YUMIAKIです。
今回は、「【新目健治先生・トレードアイディアマスターズ】トレードアイディアは何がすごいのか」について書きたいと思います。
Contents
トレードアイディアとは
新目先生の考案したトレードアイディアとは、自分が有利にトレードする為の「仕掛ける手順書」でもあります。
つまり、ルールブックのようなものですね。
ルールを守るからみんな同じ行動が出来ます。
例えば、野球で球を打ってから左に走る(サード方向)はいませんよね?
ボクシングでK-1のようにキックを使う人はいませんよね?
でも車の運転で赤信号を無視する人はいます(いちゃダメなんですけど)。
この違いってなんでしょう。
どちらも決められたルールがあります。
車の運転なんて法律で決まっています。
そのレベルでも守れないのが人間だと言う事だと思います。
ルールを守る=精神力
車の運転は子供でもできます。
しかし、操作が簡単だからこそ運転者の状態が大きく影響します。
トレードも操作はクリックだけなので簡単です。
仕掛けるトレーダーの判断が大きく影響します。
その判断を左右するのがメンタルです。
よく受験勉強で「○○大学合格!」とか書いてますよね。
目標を書き記して、身近に目にする事によって行動を律している訳です。
これと同じようにメンタルをコントロールするには紙に書いてあることが大事です。
今回はトレードアイディアの作成方法を簡単にご紹介します。
1.カレンダーを見る
カレンダーなら毎日見てるよ!って思いますよね。
世界各国の経済指標が書いてあるカレンダーとなると見ている人は激減します。
なぜ重要なのかというと市場の流動性が全く違います。
主要国の祝日や重要な経済発表では大きく相場が動く可能性が高いです。
だから経済指標発表の前は世界の大きなお金を動かしている人達はトレードしないんです。
流動性も低下しているので、投機的な資金で相場が乱高下しやすく、規則性のある動きが減ります。
そうなると当然ながら勝率も下がります。
つまり、「カレンダーを見る」とは事前にリスク回避する手段という事です。
予算作成については別で書きますが、これもカレンダーを元に計算します。
そして、カレンダーを見る事で、一番重要な事は「自分の行動を決める事」です。
その日トレードするのかしないのかすらも事前に行動を決めます。
これってサラッと書いてますけどすごくないですか?
これまで何かの根拠でトレードしない日を作っていたでしょうか?
ほとんどの人はトレードする時間をどれだけ多くできるか考えます。
しかも寝る時間を削ってまで。
何か予定が入るとイライラした事がある方もいるかもしれません。
勝率の下がる日がわかるなら「やらない」と決める事って合理的ですよね。
プロトレーダーの勝率が高いのはこれも大きな要因です。
リスクの高い日はトレードしない。
しかも事前にわかるから予定も立てやすいです。
これだけでもかなり認識が変わると思います。
カレンダーについてはこちらの記事でも書きました。
誰も知らない!カレンダーの重要性
2.環境認識する
環境認識という言葉はトレードをしていないと馴染みが無いと思います。
「環境認識」という言葉を調べるだけでも色々な記事が出てきます。
しかし、その内容の多くは間違っている物が多いです。
環境認識=トレンド認識ではありません。
そもそもトレンドも行き過ぎのトレンドもあれば規則性のあるトレンドもあります。
単純に高値安値の切り下げだけがトレンドとも言えません。
それだけで判断するとレンジの判断が出来なくなります。
環境認識が出来ないと長期足から見て、短期足が逆張りトレンドなのにトレードするか判断もできません。
スイングトレードは日足から見ます。
日足以上の上位足である月足や週足までは見る必要がありません。
個人でトレードするには時間がかかりすぎます。
環境認識は稼ぎやすい環境か稼ぎにくい環境なのか把握する為に行うのが正しいです。
FXの相場は循環している為、今どのフェーズにいるのか把握する必要があるからです。
トレーダーは環境認識さえできれば負けないと言っても過言ではありません。
適切なロットサイズで適当に仕掛けても勝てます。
ではその稼ぎやすい環境はどのように判断するのでしょうか。
①800MAの上下どちらで価格が推移しているか
800MAとは800日移動平均線の事です。
800MAなんて聞いた事が無い人がほとんどです。
僕も最初聞いた時は「ついに移動平均線は800日まで見るのか」と思いました(笑)
これには根拠があります。
それは機関投資家と言われるような大きな資金を動かしている人達が見ています。
なんでそんな事わかるの?って思いますよね。
新目先生がすごいからです(笑)
それはもちろんですが、機関投資家にトレードを教える事もされているからです。
やっぱりすごい(笑)
800日とは稼働日の実数で考えるとだいたい2年半~3年くらいの期間です。
これくらいの期間で大きな資金を動かしている人達はトレードしています。
個人投資家が一喜一憂する日々の値動きには何にも感じていません。
そして相場は循環している為、800MAを中心に上下しています。
つまり、800MAの上で価格が推移しているならアップトレンドになりやすいと言えます。
そんなに単純なはずがないと思うかもしれませんが、チャートを見ればわかります。
どの通貨も数年単位で800MAに回帰してトレンドがリスタートしているはずです。
これを知るだけでも全然違います。
これって言い換えると大きな資金を動かしている人達の方向性を知る事ができます。
これはトレンド以上の力が働くので、勝率が格段に上がります。
②高値安値を更新し続けているか
ローソク足は高値と安値をヒゲではなく、実体ベース抜けてくることに意味があります。
逆に言うとアップトレンドでも高値安値の更新が無くなれば環境の変化を疑います。
高値安値の更新が無ければレンジ相場の可能性が出ます。
あるいはどちらかに切り返し始めて、トレンドが変わる可能性も出てきます。
このポイントを押さえていないと自分のポジションの優位性が変化している事に気づきません。
いつまでも「いつか戻ってくるはず」と含み損を抱えて耐える状況に陥ります。
③直近の値動きに対して適度な戻り(押し目)を付けているか
押し目とはどれくらいのレベルを言うのでしょうか?
FXではフィボナッチリトレースメントを使います。
必殺技みたいな名前ですが、フィボナッチ数列を用いたツールのことです。
フィボナッチ数列は黄金比とも呼ばれ、自然界にも多数存在します。
FXは様々な立場の参加者がトレードしています。
相場はランダムに循環している為、自然界にも適用されるフィボナッチ数列が目安として機能しやすいです。
0%→23.6%→38.2%→50%→61.8%→100%を使います。
これを過去から未来に向かって直近の高値安値で結びます。
その戻りが38.2%の所で切り返しているなら適度な戻り(押し目)と判断します。
規則性のある強いトレンドだと面白いように機能しています。
ここまででも既にトレードをしている人にとっては考え方が変わる内容だと思います。
これらをトレードする通貨を決めたら日足レベルで分析してみて下さい。
今までとは明確に判断が変わるはずです。
紙でもデジタル媒体でも良いですが、分析した結果を書き出してみて下さい。
仕掛けるポイントにはアラートを仕掛けて待ちます。
アラートが鳴ったら紙を見て、適切な行動か確認してからトレードします。
これまでと異なる方法かもしれませんが、まずやってみて欲しいと思います。
ロットサイズや仕掛けるポイント、SL、TPなどの細かい部分については別で書きます。
トレーダーの仕事は何か
トレーダーは椅子に座ってたくさんの画面をずっと見つめて、チャンスが来たらトレードする。
そんなイメージがあると思います。
稼いでいるトレーダーがメディアに出る時がだいたいそんな感じだからです。
本来のトレーダーの仕事は「トレードアイディアを立てて、ただ実行する」だけです。
そんな簡単なはずない!と思うかもしれません。
勝率は上がるか下がるかの50%ずつなので、少しでも勝率の上がるトレードを繰り返せば負けませんよね?
なぜ多くのトレーダーが勝てないのかと言えば、「利益が出ている所で止めない」事がほとんどです。
トレードを始めてみると、利益が出ている時間帯がある事に気づきます。
だからこそ「どこまでポジションを持ち続けて、どこで損切りする」かが難しくなります。
よく言われるプロスペクト理論ですね。
利益が出ていたのに損失に変わった時に自分がどう感じるか。
誰でも損が出るのは嫌ですよね?
僕もそうです。
でも事前に利益と損失を決めておけば勝率の高いトレードを繰り返しているだけだと割り切れます。
資金が無くならなければトレードは続けられます。
数あるスタイルの中でも僕たちはスイングトレードを推奨してます。
なぜならFXの相場は世界の各市場で循環して価格が動いているからです。
各時間帯で意識されている部分が見えるから、誰にでもわかりやすいタイミングで仕掛けと利確ができます。
しかもスイングトレードのトレードアイディアを立てられるとデイトレーダーや逆張りのトレーダーの動きもわかるようになります。
デイトレードやスキャルピングは勝率は高いですが、タイミングが難しい事もわかると思います。
スイングトレードなら何度も訪れるタイミングにアラート機能を使って、教えてくれるのを待つだけです。
全然忙しくありません。
トレードアイディアも慣れてくると9つの通貨を30分もかからずに立てられます。
後はそのタイミングを待って、仕掛けるだけです。
僕も最初はそんな訳ない!
チャンスは絶対に見てないとわからない!と思っていました。
なぜなら株式市場がそうだからです。
株のトレードをした事がある人はわかると思いますが、前場と後場の動きがある時間はある程度決まっています。
だいたい9:00~9:30、11:00~11:30、12:30~13:00、14:30~15:00くらいです。
FXは各国の時間帯で特徴はありますが、株式のように一度付けた価格に戻らないという事がほとんどありません。
極端に言うと、株では1000円が2000円になったとして、1000円に戻るのはほぼありませんよね?
株式分割や業績の悪化、スキャンダルがあれば別かもしれませんが。
基本的に株の価値がそれだけ高まっていれば当然その価格帯でしか売買されません。
FXの場合は各国が通貨を取引の道具として使っています。
100円だったドル円が110円になったとして、100円に戻る事は普通にあります。
海外旅行する際も、「1年前は高かったのに、今は安く行ける!」って状態がありますよね?
だからこそ初心者も勝ちやすいんです。
株や不動産は間違った買い物(損する)をしたら取り返しがつきません。
高値掴みしているからです。
不動産は両手取引と言って決まった手数料が数万円単位で必ず取られます。
不動産は定価が無いので、売り手の経済状況によっては言い値で売買される事もあります。
だからこそ株も不動産も自分にとって好条件で買う事が難しいです。
FXは決まった価格が無いので、いずれ循環して戻ってきます。
つまり、間違った買い物をしても取り返しがつきやすいとも言えます。
しかも証拠金取引の為、元手の資金が少なくても大丈夫です。
こんなに有利なのに始めないのはFXを知らないからだと思います。
デモトレードもあるので、とにかくFXを始めてみましょう!
まとめ
・トレードアイディアはトレーダーのメンタルがブレない為に作成する。
・カレンダーを見れば事前に勝ちやすい日がわかる。
・正しい環境認識ができれば勝率が格段に上がる。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
新目先生のトレードアイディアのすごさを書いてきました。
一番すごいのは数々の内容を定義して、文書化した事だと思います。
まだまだ書き足りません(笑)
「トレードアイディアを作成する」という発明とも言える方法のエッセンスだけでもお伝え出来ていたら幸いです。
例えば、これまでマイクロプラスチックの問題を知らなかった人がその影響を知ると日頃使っている物にまで気にしだしますよね?
真面目な人はどうやったら自分が対処できるか調べたりするかもしれません。
トレードに対しても同じように、今回の内容を知らなかった人もいると思います。
ぜひ調べたり、検証してみて下さい。
チャートの見え方が変わって来ると思います。
もちろん勝率も変わります。
一緒に頑張りましょう!